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川口ニュース

川口の“すごい技術”が「渋谷駅」に使われてるぞ!!!

銀座線の渋谷駅に川口の会社のすごい技術が使われてるって、知ってた?(・∀・)

こちら↓
フジテック株式会社 川口




2020年にリニューアルした銀座線渋谷駅。この天井にある波打ったような芸術的な曲がり具合のたくさんのアーチ!!!

実際に見るとめっちゃ圧巻ですぞ☆彡

実は、この特徴的なM字状のアーチ、川口市にある会社の唯一無二といっていい技術によってこの美しい曲げ加工が使われているんですよ!

そう、川口安行原にあるフジテック株式会社。
株式会社フジテック安行桜の名所「密蔵院」からもほど近い場所に本社・川口工場があります。

日本一のロール曲げ技術をもつ「フジテック株式会社」は、鋼材のR曲げ加工専門メーカー。業界では有名な会社で、川口と加須にも工場を持っています。

なんでも、フジテックは±1mmの高精度で鋼材の曲げ加工を行う技術を有してるそうで。日本で有名なたくさんの建築物にもその技術が使われているみたい。

ほっへーーーー!こりゃスゴイ!!!!

川口の会社だからこその技術が日本の有名建築物にたくさん使われてるって誇らしいですね(・∀・)イイネ!!

フジテックの藤田社長にもちょっと話を聞いてみた

そんなフジテック株式会社の藤田社長に話を聞いてきたよ!

川口マガジンの突撃訪問にも優しく対応していただいた藤田社長(・∀・)イイネ!!

渋谷駅に使われているのは「鋼材を曲げる技術」

フジテック株式会社 川口フジテック株式会社の藤田社長

藤田社長:銀座線渋谷駅の天井のアーチには、鋼材を曲げるR曲げ加工という技術が使われています。

フジテック株式会社 川口銀座線渋谷駅

藤田社長:銀座線渋谷駅の天井のアーチは、鋼材をつなぎ合わせた箱状になっています。曲がっている箱といった感じですね。この鋼材を曲げる工程をうちの会社が担当しました。

川口マガジン編集員
川口マガジン編集員
実際に見に行ってみましたが、圧巻の光景でした!

藤田社長:渋谷駅の天井にあるものは、何百本もの鋼材で構成されています。全長110mある天井を全部だからね。あまりに材料が多いので、山のようになっていて工場から溢れるような感じでしたね。
フジテック株式会社 川口藤田社長:渋谷駅の依頼があった時は、正直びっくりしました。こんな大きなものを曲げて天井につけるの?ってね。大きさや規模など、こんなごっついとは驚きましたね。

ー渋谷駅のアーチ、どんなところが難しいんですか?
藤田社長:お客さんが指定したプラスマイナス1㎜の寸法に収めることが一番難しいですね。渋谷駅に使われるアーチは十何メーターもの大きな材料です。それを曲げるので、ちょっとでもずれたら角度が違ってきちゃいますからね。

フジテック株式会社 川口藤田社長:鋼材をくるっと丸くするのは簡単なんですよ。でも、Rに曲げるとより精巧な角度調整が必要になります。その角度をぴったり出さなきゃいけないのが難しいです。

川口マガジン編集員
川口マガジン編集員
渋谷駅の例でいうと、十数メートルの材料をピッタリプラスマイナス1㎜の寸法に納める精度ってスゴイ!!!!めちゃくちゃ高精度じゃないですか!!!!




フジテックの±1㎜まで極めるR曲げ加工の技術

フジテック株式会社 川口川口工場で鋼材の加工が行われている様子

藤田社長:「曲げ」というのは、一台の機械ではできないんです。鋼材の厚みとか幅・サイズによって機械を変えなければならないんです。そうなるとたくさんの機械が必要で、フジテックは曲げ加工の機械の保有数を取り揃えていてその数は東日本では一番なんです。

フジテック株式会社 川口藤田社長:何が難しいって、鉄なので、紙のように手ではどうにもならない。それを誤差±1ミリの範囲でお客さんの指定した寸法におさめる。その技術がフジテックにはあります。

フジテック株式会社 川口鋼材を曲げるために使用する専用の機械

藤田社長:「ずれを±1ミリにおさえ鋼材を曲げられますよ」と唯一言っているのはうちの会社だけだと思います。実際にはお客さんはプラスマイナス3mmでも5mmでもOKという場合もあるんですが、うちはプラスマイナス1mmにおさめることができる。

川口マガジン編集員
川口マガジン編集員
日本でも有数の技術をもった会社が川口にあるってスゴイ!!
フジテック株式会社 川口

曲げることに特化した会社は、ここ40~50年くらいにできた

フジテック株式会社 川口ー曲げるという技術に特化した会社があるなんて、正直知らなかったです。
藤田社長:もともと曲げ屋さんってなかったんですよ。昔は機械がないので、炙ってハンマーで叩いて曲げる人間の手で行う技術でした。

機械が出来てから分業制になったんです。加工に合わせて複数の機械が必要だし、それを扱う技術も求められますからね。「曲げ屋さん」っていうのは、ここ40~50年くらいの間にできました。

とにかくいろんな人に知ってもらえるのは嬉しいですよ。今まで注目を浴びなかったんで。曲げ屋さんっていう商売があるってことをみんな知らないんです。

みわっち@川マガ
みわっち@川マガ
曲げの技術は、街のモニュメントやガードレールなど至るところで活かされているんですって!意外と身近な技術だったなんてびっくりです。




工場を見せてもらったよ!

フジテック株式会社 川口「ぜひ工場を見ていってください」とお声がけいただき、工場で鋼材を曲げているところを見せてもらいました!藤田専務に案内していただきましたよ。

工場はこんな感じです↓
フジテック株式会社 川口曲げるときは、厚み・幅・サイズ・加工するRの角度によって機械を使い分けるため、沢山の機械が必要になるそうです!フジテックは、曲げるために使用する機械を東日本で一番持っている会社なんですって!!

少しずつ鋼材が曲がっていく様子を見せてもらいました。職人さんが、少しずつ調整しながらカーブをつけていきます。
フジテック株式会社 川口藤田専務:全部同じように見えるんですけど、季節とか入ってくる時期によって鋼材の硬さが違うんですよ。だから一概に機械の力だけに頼るっていうのはできなくて、その時々で圧力を変えていますし、それを見極める目がないとできません。
フジテック株式会社 川口 藤田専務:お客さんからの単品オーダーも多く、いろいろなものを曲げています。こちらは自社製品ですが、この材料が1時間くらいで椅子になるんですよ。
フジテック株式会社 川口↓作られた椅子がこちら。
「yurari」という名前で、ゆらゆら揺れる木馬のような椅子なんだそうです。
フジテック株式会社 川口

藤田専務:ここでは、長い棒状の鋼材を加工しています。
フジテック株式会社 川口




藤田専務:棒を手でちょっと上にあげると曲がっていくんですよ。上げる高さを見極める必要があるので、長年培った技術がないとできない職人技です。
フジテック株式会社 川口職人の真剣な眼差しと精巧な技術がとても印象に残りました。
出来上がった鋼材はどれも美しいカーブです。間近で見られて感動しちゃいました……!
フジテック株式会社 川口貴重な話をお聞きして工場まで見せていただき、胸が熱くなる時間でした。
銀座線渋谷駅を利用した時は、ぜひ天井を見上げてみてくださいね(^^)/

フジテック株式会社のみなさま、ありがとうございました!




フジテック株式会社の場所

地図はこちら↓

住所は、埼玉県川口市安行原100-2です。
フジテック株式会社 川口

建物を背にして右には、ENEOS安行領家SSが見えます。
フジテック株式会社 川口

左です。お隣は金方堂松本工業 安行工場で、すぐ目の前にはドラッグストアセキ 安行原店がありますよ。
フジテック株式会社 川口

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