川口ニュース

2020年 講談社児童文学新人賞の佳作「境界のポラリス」は川口市の日本語教室が舞台みたい。10/20発売予定だよ。

第61回(2020年) 講談社児童文学新人賞で佳作を受賞した中島空さん作「境界のポラリス」は、埼玉県川口市にある日本語教室が舞台みたいですよ。

2021/10/20、講談社より発売予定。予約は紀伊国屋書WEB STOREの公式サイトからできます。

「講談社児童文学新人賞」とは、講談社が主催する公募新人文学賞で1959年に創設。児童を読者対象とした自作で未発表の小説及び長編童話が対象作品です。

2020年度の応募総数は603人。新人賞の受賞作品は無かったものの、中島空さん(27歳)の「境界のポラリス」は次点の佳作を受賞。

(出版社内容情報)
恵子は中国生まれ日本育ちの高校生。母と、母が再婚した日本人の父と三人で暮らしている。ある日、バイト先のコンビニでマナーの悪い客にからまれているところを、大学院で中国文学を学ぶ幸太郎に助けてもらう。彼は、埼玉県川口市にある日本語教室「青葉自主夜間中学」で、外国人の子どもたちに日本語を教えてもいるらしい。興味を持った恵子は、この教室を訪れるのだが……。

わたしは日本人? それとも中国人? 自身のアイデンティティに悩む主人公と、日本社会に溶けこむため、懸命に日本語を学ぶ中国やベトナム出身の同世代の子どもたち。日本で暮らす困難を共有しながら、友情をはぐくんでいく彼女たちの姿を感動的に描く! 異文化交流の難しさと大切さを伝える、第61回講談社児童文学新人賞佳作入選作品。

※紀伊国屋書WEB STOREの公式サイトから抜粋

選評によると、ボランティアが運営する日本語教室を舞台に、日本で暮らす外国にルーツを持つ子どもたちに焦点をあて、子どもたちの疎外感、悩みや希望を捉えた作品なんだとか。
川口 夏の空
多くの外国人が暮らす川口市だからこそ、多様性は大切なテーマ。ジャンルは児童書ですが、大人にも興味深い本となるのではないでしょうか。

<作品情報>
タイトル「境界のポラリス」
著者 中島 空 著
出版社 講談社
出版年月日 2021/10/20
ISBN 9784065257616
判型・ページ数 4-6・208ページ
定価 本体1,400円+税

参考:国立国会図書館内、国立子ども図書館の公式サイト
参考:講談社内、絵本通信の公式サイト

※2021年8月31日時点での情報です

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