6月末をもって西川口にある老舗の「藤屋せんべい」が閉店します。
手焼きで堅焼きが特徴の藤屋さんのせんべい。
ファンの方も多いのではないでしょうか?
今回、お店のおかあさんにお話を伺えました。
地図はこちら↓
住所は、埼玉県川口市西川口2丁目4−5 幸荘です。
お店を背にして右です。この先に進むと「済生会川口総合病院」。
左にはすぐ先に「イトーヨーカドー西川口店」があります。
お店の暖簾は職人さんによる手描きのものだそう。
プリントが主流の今では作り出せない、今までの年月も相まってとても味があります。
お店の入り口です。
「吹雪」は子供の頃、しょっぱいのに砂糖がかかっていて大人な味だなあと感じた記憶。
今の「藤屋せんべい」の写真と共に思い出を振り返ります
おかあさんにお話を伺いました。
創業は昭和42年ごろ。
なんと、おかあさんのご実家が川口の別のところで元々せんべい屋さんをしていたとのこと!
所帯をもったことでおとうさんは「2人でやろう」とせんべい屋さんを決断されたそう^^

昭和50年代、赤坂の料亭や高級クラブなどに藤屋のせんべいを卸したりもしてました。
その繋がりで海外の著名人の手土産になったりも。
その頃は忙しかったけどおかあさんの楽しかった思い出の1つだそうです。

この真ん中にある四角い鉄のところでせんべいを焼いていました。
今ではもう、せんべいを焼くときに使う網を作る職人さんもいないそうです。
最近のはステンレスだけど、以前は鉄製だったとのこと!
焼いたせんべいを冷めてからこの中に入れて醤油につけるんだそうです!
一度に小さいものなら200枚は入るそう!
そうそう!このせんべいが入っている箱!
子供の頃折り紙とか入れてました。
「藤屋せんべい」好きの方が、以前お店を描いてくれたそうです。
愛を感じます。
閉店をする決断をしたのは昨年12月におとうさんが亡くなられたこと。
その半年後の6月にお店を畳もうと決められていたそうです。
せんべいを焼いているおとうさん、かっこいいなあ。
ちなみにおかあさんの写真はダメと言われました笑。
(上に少し映り込んではいますが)
我が家も3代に渡って大好きな「藤屋せんべい」さん。
必ずと言っていいほど藤屋のせんべいがうちにはありました。
閉店することを真っ先に父に伝えたらとてもショックを受けていました。
お店に入ると、醤油の香ばしい匂いがして大好きだったなあ…としみじみする父。
本当に本当に寂しい気持ちでいっぱいです。
美味しいせんべいを今までありがとうございました!
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